妊活とダイエット
妊活とダイエットの関係については、科学的なエビデンスがいくつか存在します。体重や体脂肪率の管理は、妊娠の可能性や生殖能力に影響を与えることが研究で示されています。以下に、エビデンスに基づく主要なポイントを挙げます。
1. 体重と妊娠率の関係
•肥満(BMI ≥30)の場合
肥満は排卵障害(例:多嚢胞性卵巣症候群=PCOS)やホルモンバランスの乱れを引き起こし、不妊のリスクを高めることがわかっています。
•肥満女性が体重を減らすことで、自然排卵や妊娠率が改善することが報告されています【1】【2】。
•低体重(BMI <18.5)の場合
体重が少なすぎる場合も、エストロゲン分泌の低下や無排卵の原因となり、不妊のリスクを高めます。
2. 体脂肪とホルモンの関係
•適切な体脂肪率は、エストロゲンやプロゲステロンなどの生殖ホルモンの分泌を支えるために重要です。
•体脂肪が多すぎる場合
脂肪組織はエストロゲンを過剰に産生するため、ホルモンバランスが乱れます。この状態は排卵障害や子宮内膜の質低下を引き起こす可能性があります【3】。
•体脂肪が少なすぎる場合
ホルモン分泌が抑制され、無月経や排卵停止のリスクが高まります。
3. ダイエットと妊活の相乗効果
•適度な減量
特に肥満女性の場合、5~10%の体重減少が生殖能力を大幅に改善するというデータがあります【4】。
•生活習慣の改善
食事の質を改善し、適度な運動を取り入れることで、体重管理とホルモンバランスの両方をサポートできます。
4. 過度なダイエットのリスク
•急激な体重減少や極端なカロリー制限は、体内のストレスホルモン(コルチゾール)を増加させ、排卵や子宮内膜の質に悪影響を及ぼす可能性があります【5】。
5. 男性の生殖能力との関係
•肥満は男性の精子の質(運動性、形態、数)に悪影響を及ぼすことも報告されています。
•体重を管理することで、精子の質が改善される可能性があります【6】。
まとめ
適切な体重管理(BMI 18.5~24.9、適度な体脂肪率)は、妊娠しやすい身体づくりに寄与します。ただし、極端なダイエットは逆効果となる可能性があるため、バランスの取れた食事と運動が重要です。
主な参考文献
1.Legro RS et al. “Obesity and PCOS.” Human Reproduction Update, 2012.
2.Moran LJ et al. “Weight loss in women with PCOS improves reproductive outcomes.” Fertility and Sterility, 2011.
3.Pasquali R et al. “Obesity and hormonal imbalance.” Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism, 2006.
4.Clark AM et al. “Weight loss improves fertility treatment outcomes.” BMJ, 1998.
5.Zain MM, Norman RJ. “Impact of obesity on female fertility.” Human Reproduction Update, 2008.
6.Sermondade N et al. “BMI and male infertility.” Human Reproduction Update, 2013.
妊活において、ダイエットを検討する場合は、専門家(医師、栄養士、整体師など)と相談することをお勧めします。
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